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価値力/提案力

10倍差がついた伝わる製品プレゼンのポイント

目次

お客への伝わり方反応率が10倍違ってくる見直しポイント

製品・サービスには自信がある。

…なのに、紹介してもプレゼンしても、
見込み客は振り向いてくれない、…

だとしたら、まっさきに見直すべきことがあります。

今回は、その見直すべき内容と、
見直してほしいポイントをご紹介しますので、
参考にしてみてくださいね。

わたしも仕事柄、
さまざまなアイデアや製品やサービスに出会います。

ときには「おおー、これはすごい!」という、
聞くだけで魅かれるものもあれば、
「うーん、良い・・・んだよね?」
と心中でつぶやいてしまうものもあります。

その良否は、10秒もあれば、
あなたも判断できるようになります。

たとえば、
あなたがある企業の担当者だと思ってください。
経理業務の効率化を申しつけられているとしますが、
それほどまだ詳しいわけではありません。

ある二人の営業が製品を紹介してきました。
パッと見て、どちらの話をもうすこし聞いてみたいと思いますか?

A社の営業は、
「この製品STARSEVENは、御社の経理業務をシームレスに統合化します。」

B社の営業は、
「経理情報スピード入力管理システムです。
経理にまつわる複雑な紙の書類を、
システムでスピーディーに機械で読み取り、データ管理します。」

きっとこれを読んでいるあなたも、
おそらく経理業務の担当者ではないでしょう。

でも、細かい経理業務はわからなかったとしても、
Bの方がわかりやすく、Bの話をまずは聞いてみようと
思うのではないでしょうか?

これは実話に近いですが、多少変えています。
多少変えていますが、、、
しょっちゅう営業現場で起こっていることでもあります。

そう、真っ先に見直す内容、
それは、

「わかりやすさ」

です。

「わかりやすさ」とは、
一目見て、一目聞いて、その内容が伝わることをいいます。

はじめて紹介されたとき、
その人や会社の話を聞きたいかどうか、
興味をもつかどうかは、
10秒~20秒もあればおおよそ決まります。

よくあるのが、A社の事例でもあるように、
製品や商品名をかっこよく見せようとして、
かえってわかりづらくなっているパターンです。

世の中には、もちろん、
とてもスマートでかっこいい名前もあります。

とはいえ、よく見てほしいのですが、
売れているものはスマートであると同時に、
きちんと「どんな製品なのか?」も分かりやすい名前に
なっているはずです「。

でも、
とりあえず新製品だから、
かっこいい、響きのいい名前にしようとして、
それだけ聞いたら、訳が分からない名前が多い。

本人たちは分かっているのでしょうが、
大切なのは「知らない見込み客がみてわかりやすいかどうか」です。

わたしが過ごしたベンチャーから上場した会社でも、
新製品をつくったときには、

「超ベタな」名前をつけていました。
(B社のような感じです。)
スマートさでわかりにくくなるくらいならば、
ベタでダサくても、わかりやすいほうが10倍勝ります。

また製品の説明もそうですね。
A社は
「この製品STARSEVENは、御社の経理業務をシームレスに統合化します。」
と、最新式の専門用語式の言葉を使っています。

間違いではないのですが、これだけ聞いてわかる人は、
そもそもその世界の専門で、知識もよくある人間です。

ふつうのひとがぱっと聞いてわかるものではありません。

B社は「経理情報スピード入力管理システムです。
経理にまつわる複雑な紙の書類を、
システムでスピーディーに機械で読み取り、データ管理します。」
という説明。

経理業務がわからなくても、この製品は何をしてくれるのかわかります。
この製品を導入したら、どんなメリットがあるかがイメージできます。

これも説明としてはダサいかもしれませんが、
ここでもダサさくても分かりやすい方が10倍勝ります。


なお、10倍違う、というのは言い過ぎでもなく、
実際に広告を出して反応率を確認したこともあります。

実は、わかりにくい、ということは、
脳に理解するためのストレスを与えることになってしまい、
脳の特性上、わかりにくいものは避けてしまうのですね。

すなわち

「わかりやすさは、武器」

なのです。

まずは以下のポイントを見直してみてくださいね。
わかりやすく効果を感じてくるでしょう。

・会社の製品・サービスの名前は一言聞いてわかりやすいですか?
・説明は、10秒から20秒くらい聞いて、わかりやすいですか?
 この製品は、何をしてくれる製品なのでしょうか?
 この製品を使うと、どんなメリットがあるのでしょうか?
 この製品の説明をして、見込み客はそれを使っている様子がイメージできるだろうか?


おっとその前に、忘れないように念のため、
わかりやすいのは誰にとってなのか?
それは「見込み客にとって」という前提ですね。

見込み客を想像しながら、ぜひ、見直してみてください。

P.S.
これからもブログをお届けしますので、お忘れないようブックマークしてくださいね。

執筆者紹介

オフィスオントロジー
代表 友成治由

人と組織の可能性と創造性を引き出すメンター
人と会社を伸ばすメンタリングの専門家

10年超にわたる起業家育成や変革人財育成経験から得た実践知と、意欲心理学によるメンターメンタリングで人が本来持っている意欲、可能性、価値を引き出す。
主体性/リーダーシップ開発、メンター育成、メンター制度構築、チーム活性化などを支援。

哲学存在論専攻。
宮崎県出身。今もなまりはとれない。

経営メディア『経営プロ』にて執筆コラム掲載。
コラム「メンタリングで人や組織の可能性を引き出す」など

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