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思考法/意識法

あのGoogleも取り組む。瞑想で人が活性化する体験記。

瞑想やマインドフルネスがブームですね。

最近は瞑想は脳科学的にも研究されさまざまな効能が明らかになっています。

瞑想を日常に活用することをお勧めする、私的体験記です。

目次

あのGoogle社もやっている瞑想のススメ

わたしは瞑想や座禅をもう長年しています。

毎日、とは言いませんが、

「ああ、心が混線しているなあ」

と感じるときは、
一人静かに座ったり、
ときに横になったりするのは習慣になっています。

今日は瞑想のススメ。。

最近は瞑想はブームにもなっていますよね。

「Seeach Inside Yourself」という本でも紹介されているように、
Google社は瞑想を科学的にも研究し、
「マインドフルネス」という形で
社員向けの研修として瞑想を実施したりもしています。

集中力向上、ストレス低下、脳の休息など
瞑想にはさまざまな効能があることがわかりました。

社員のメンタルを整え、
会社がいつも活性化しつづけるために
瞑想を勧めているのですね。

わたしはブーム以前からやっていたので、
先見の明があったのかな(笑)、なんて
最近のブームがうれしくも思っています。

心がざわついたとき、
落ち込んだり迷ったり悩んだりしたとき、

「さあ、瞑想しよう」

なんて、ときには電車やカフェなどでも
数分、目をつむって呼吸を整えたりしています。

瞑想は心を整え生活を整えてくれる

もともとわたしは、哲学専攻です。
その一環で比較宗教学も学んでいました。

何かに心を集中する、
何かと一体になるような概念に、
もともとの気質的にも興味があったのですね。

自分もその世界の一端でもモノにしたいと、
20年ほど前に、座禅寺に一年ほど通っていました。

お寺の修行僧たちとともに禅堂で座禅をして、
若き血をたぎらせたり
落ち着かせたりしていたものです。

今も断続的に続いているのは、
やはり自分にとって良いものだからです。

瞑想と呼んでも座禅と呼んでもいいのですが、
厳密なところは抜きにして、
座って眼をつむるか、半眼にして
呼吸を整えることにはいくつか効用があります。

わかりやすいところでは、心が落ち着きます。

心が落ち着くという感覚が体感できると、
ざわめく心がどれだけ自分を邪魔しているかにも
意識的になることができます。

心が落ち着くとあれほどざわついていた事柄が
まるで幻のように思えてきます。

「問題は気のせいなのだ。
問題は自分でつくっているのだ」

単なる知識だけではなく、
実感として感じられるようになります。

すると、
考え方や行動がシンプルになってくるのですね。

幻のような雑念に振り回されにくくなるので、
自分が大切にしていることや、
心から切望することに集中できてきます。

なによりも、心地よくなりますね。
単純に、その時間が心地いいのですね。

お風呂やマッサージも心地いいものですが、
すくなくとも呼吸を整えるだけでも
心地良くなれることがわかってくると、
もう呼吸の乱れた状態が我慢がならなくなってきます。

人が亡くなるときには

「息を引き取る」

と言いますが、それくらい

「息=生き」

でもあります。

古代ギリシャ語では
息のことをプシュケーと呼びましたが、
プシュケーには同時に「魂」という意味もありました。

呼吸を整えるとは、
人生を整えることなのですね。

未来に振り回される病

いろいろメリットがあるのですが、
わたしにとってもっとも大きいのは、

「今ここ」

に気づけたことでした。

体感していないと伝わりづらいところがありますが、
こんな感じだと思ってください。

ふだんのわたしたちの頭は、
予定でいっぱいです。

明日のTo DO リスト、
2時間後のスケジュール、
1年後の計画、
人生の夢・ビジョン‥

そんな予定をこなすことで
仕事も人生も進んでいきますし、
規律やモチベーションになったりもします。

ただ、ふと気づく時があるのです。

明日のTo Do リストに気を取られて
今日電車で席を譲ってくれた人の親切に気づかない。

2時間後のスケジュールに頭を悩ませてご飯を食べて、
どんな味だったのか思い出せない。

1年後の計画でいっぱいで、
今の状態が不満だらけ。

まだ無い先に思い悩まされて
いま生きている瞬間を楽しめていない。

もし今日死んだら、
いったい何をしに生きていたのでしょう?

美味しい食事があり、花がさき、人が笑い、親切がうれしく、
未来を目指すという今の自分ワクワク感がたまらない。

そんな今ココを原点に置かなければ、
なんのために生きているのでしょうか?

わたしたちが充実できて、
後悔なく精一杯生きることができるのは、
つねに今ここしかありません。

あるお話です。

ある禅寺に、悟りを求めて
必死になっている修行僧がきました。

部屋に通された修行僧は、
その禅寺の高僧に問います。

悟りとは何か、何が得られるのか、何をすればいいのか。
教えてくれ、教えてくれ、教えてくれ。

お師匠はそんな修行僧を優しい目で見ながらも、
質問には何も答えませんでした。

そして、
すっと一杯のお茶を差し出して、
こう語りかけました、

「喫茶去(まあ、お茶でも飲みなされ)」

このお茶でも飲んで、
お茶のあたたかさ、渋み、甘み。
お茶を入れてくれた人の心遣い。
さあ、存分に味わいなされ。

瞑想はリラックスしてやろう

こんなことを言うわたしも、
まだまだ道半ばの修行中です。

とはいえ今ここの豊潤さを少しでも
楽しみたいとはいつも願っています。

座り方はなんでも構いません。
とにかく背筋をすっと伸ばして座りましょう。

軽く目をとじて、
できる範囲でゆっくり鼻から息を吸いましょう。
そうして吸ったよりも数秒長くかけて、
息を鼻か口からゆっくり吐く。

いろいろ浮かんできても、
まずは気にしないことです。

浮かばなかったらそのままで、
雑念が浮かんできてもOKです。

ゆっくり吸ってゆっくり吐くだけを
意識していれば大丈夫。

「雑念がわいた自分はダメだ」

なんて自己卑下して緊張するより、
「雑念もわくよね」くらいの感覚で
リラックスすることの方が重要です。

吸う・吐く1セットで20秒くらいですかね。
それを3セットから5セット。
1分から2分くらいでまずは十分。

慣れてきたり、
心地よさも感じられてきたら、
長くしてみましょう。

細かいやり方が気になるならば、
「瞑想 方法」で調べると
たくさん出てきます。
やりやすい方法を見つけてみてくださいね。

雑念の多くは、
幻のようなものです。

起こってもいないことを心配したり、
未来ばかりが不安になったりして、
「無い」ことばかりを気にしています。

瞑想をしばらくすると、
「無い」ことに気をとられることは苦しく、
「ある」ことに気づくことが心地よくなります。

まとめ~「ある」のは心地よい

わたしは悟りには遠い人間かもしれません。

しかし、
「今ここ、「ある」ことに気づくととっても心地よい!」


だけならば、もう自信をもって推奨できます。

どうぞ、だまされてみてください。

ときどき静かに瞑想すると、
もっと自分の人生が好きになりますよ。

こちらをクリック



P.S

瞑想や心の在り方のトピックを
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執筆者紹介

オフィスオントロジー
代表 友成治由

人と組織の可能性と創造性を引き出すメンター
人と会社を伸ばすメンタリングの専門家

10年超にわたる起業家育成や変革人財育成経験から得た実践知と、意欲心理学によるメンターメンタリングで人が本来持っている意欲、可能性、価値を引き出す。
主体性/リーダーシップ開発、メンター育成、メンター制度構築、チーム活性化などを支援。

哲学存在論専攻。
宮崎県出身。今もなまりはとれない。

経営メディア『経営プロ』にて執筆コラム掲載。
コラム「メンタリングで人や組織の可能性を引き出す」など

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