社員も顧客も。人同士の心でつながる「本質価値経営」
本質価値が、人の心に届くのです。
目次
プレゼン講座の感想
先日来、個人起業家向けに何度かプレゼン講座やプレゼンに関する講和をさせていただきました。
さまざまなご感想をいただいています。
たとえばこんなご感想をいただきました。
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人に共感してもらい、感動していただくには、どうしたら良いのか。方法よりも、「在り方」が、何よりも大切だと改めて痛感しました。最高の講座でした!参加して、本当に良かったです!ありがとうございました!
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プレゼンの講座なのですが、感動、という言葉をいただけるのは光栄です。
プレゼンは、ひとつの伝達手法ですが、プレゼンだけにとどまらず、相手やお客様に真実届くのは、目に見えないものであることをあらためて感じています。
目に見えないものがカタチになっている
目に見えない、といっても、不思議な世界の話をしているのではありません。
たとえばご感想にあるような、あなた自身の「在り方」。
「在り方」は、モノとして、また実際に使える便利ツールとして在るわけではありませんよね。そういった意味で、目には見えない。
しかし、目に見えない「在り方」があるからこそ、言葉やツールや、商品やサービスや働きぶりなどが目に見えるものとして、「在り方にふさわしいカタチ」として表れているのです。
ここでいう在り方は、本質価値に支えられています。
心の奥からフツフツと沸き上がるなくてはならない価値。
その価値を大切にする在り方が、相手の心の奥にも届くプレゼンや、商品・サービス、働きぶりなどになっているのです。
相手の心に響くもの
たしかに、企業活動は、コストが低くてメリットが大きい商品やサービスを提供できれば成り立ちます。もちろん、それによってお客様をよろこばせ、対価をいただくのですから重要です。
しかし、もしその目に見えるもの「だけ」しか考えないとしたらどうでしょうか?
同じようなものは市場にあふれていますし、お客様もあなたの会社の目に見えるもの「だけ」しか見ずに判断してしまいます。だから、あなたの会社の価値をわかることもなく、コストだけで比較される、という事態に陥ってしまいます。
もしあなたの会社が、思いのある歴史をもったり、自信ある誇りある商品やサービスがあるとしたら、それは致命的です。
社員としても、「意義を感じられない仕事」に従事し続けるモチベーションはそれほど長くはもちません。
しかし、あらためて本質価値から考えられて、そのカタチが言葉や商品・サービス、働きぶりとなったら、お客様は目に見えるコストやメリットを通して、目に見えない「あなたの会社だからこその本質価値」を感じるのです。
それが、相手の心の奥に響きます。
あなたの言葉、あなたの会社の社員たちの言葉一つ一つに力強さを感じ、思いやりを感じます。
商品やサービスに対して「ここまで考えられているのか!」、そのメリットに感動を感じます。
働きぶりをみて、「この会社の社員たちは、なんのために、だれのために働いているか」を感じ、応援したくなります。
相手に届くのは目に見えないもの。
しかし、目に見えるものを通して、目に見えないものはありありと感じられるのです。
すばらしい価値を届けよう
あなたの会社の商品・サービス、社員たちにはすばらしい価値があります。
そして、その価値を価値たらしめている、源泉となる価値があります。
あなたの会社だからこその価値は、お客様はもちろんあなた自身や社員たち自身を感動へ導きます。
目に見えない価値を見つめ、ぜひ届けてあげてほしいと心から願っています。
P.S
これからもブログをお届けしますので
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こちらも役に立ちます(「一言で社員のやる気を変えられるリーダーの言葉術とその秘訣とは」)
執筆者紹介
オフィスオントロジー
代表 友成治由
人と組織の可能性と創造性を引き出すメンター
人と会社を伸ばすメンタリングの専門家
10年超にわたる起業家育成や変革人財育成経験から得た実践知と、意欲心理学によるメンターメンタリングで人が本来持っている意欲、可能性、価値を引き出す。
主体性/リーダーシップ開発、メンター育成、メンター制度構築、チーム活性化などを支援。
哲学存在論専攻。
宮崎県出身。今もなまりはとれない。
経営メディア『経営プロ』にて執筆コラム掲載。
コラム「メンタリングで人や組織の可能性を引き出す」など
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