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問題解決法

ひらめき促進!発想力と整理力を高めるマルチフリーメモ術

頭の中にふと浮かんだアイデアや思いや、街で本でネットで人で学んだ知識、要点、気づきは宝物です。

人間、すぐ忘れますから、ハッとしたものは残しておきたいものです。

それがいつの間にか、豊かな発想力を高め、一瞬アイデアでもきちんと整理できる整理力を高めると実感しています。

目次

人間は忘れやすい…

頭にふとアイデアがひらめいて、

「わたしって天才!」

なんて思うことありませんか?

わたしはよくあります(^^

でも、その直後に、
ゆでていたお蕎麦が噴きこぼれそうになって、

「あ、ヤバイ」

あわててガスの火を止めると、
もうあの天才的なアイデアを忘れてしまっています。

わたしたちは頭の中に、
さまざまなアイデアがひらめきが浮かぶことがよくありますよね。

また、自分の大切にしていた信念や思いが、

「あ、こういうことだったんだ」

と深く腑に落ちるときがあります。

そういう瞬間はとっても大切な瞬間。

でも、ついつい日常のあれこれで、
いつのまにか忘れてしまい、

「あれ、なんだったっけ…」

何か宝物を失って気持ちになることもあります。

そもそも人間は忘れやすい生き物。

ドイツの心理学者エビングハウスが研究した
忘却曲線によると、意識的に覚えたとしても、
1時間後には、もう58%、
半分以上忘れるのが人間です。

ふとしたひらめきや気づきは、
脳の働きでいえば、
ほんと一瞬の神経細胞同士が
スパークして火花が散ったようなものなのでしょう。

それにしても
あの天才的なひらめきや、
深く腑に落ちた洞察を忘れてしまうのはもったいないものです。

おもいついたときに、すぐに、いつでも

他にも、

ネットでも本でも、
街を歩いているときでも、
人との何気ない会話でも、

参考になる知識や気づきを
得ることもよくありますが、
やっぱりしばらくすると忘れてしまう。

「もったいないなあ」

と、つねづね思っていました。

ひとつひとつが財産。

もし全部覚えていたとしたら、
知恵の宝庫です。

これ、どうにかしたい。

そんな気持ちをで、
思いついたときに、すぐに、いつでも
メモしておこうとしてきた結果が、
冒頭の写真です。

脳の用途に合わせてメモを選ぶ

A4のノートを、いつも2冊持って歩いています。

ひとつは打ち合わせや、ちょっとした気づき用。
もうひとつは、「この学びはきちんと整理して残しておきたい」用

私の場合は、B4ではなく、A4ですね。
できる限りメモするスペースは大きい方がいい。
スペースが大きい方が、発想が広がり記憶にも残しやすい。
でも持ち歩きもしやすい方がいい。

無印良品のA4ノートはいつも何冊かストックしています。

そして、さらにA4の「白紙」です。
まっさらなコピー用紙をいつも何枚か持ち歩いています。

なんというか、自由ではあるのですが、
ノートにはやっぱり綺麗に残したい気持ちがあります。
だからある程度は、まとまった情報を記載するために使います。

が、A4の白紙は、とにかく自由。
わたしの場合はマインドマップを書いたり、
ぐちゃぐちゃアイデア100個出しをしたりするときに
すぐに取り出せるように使います。

これはいいですよ。
わたしの中で大発見のひとつ。

同じA4でもノートか、白紙か、
その違いだけで脳の使い方が違うのが実感できるのです。

白紙はより自由になれます。
間違ったりしても、変な風になっても、
すぐに破いて捨ててしまえばいいという
気楽さは、発想を広げてくれます。

ノートは、やっぱりどこかかしこまるんですね。
かしこまりは発想を広げるときには、ちょっと邪魔になります。
でも整理するためには、その「かしこまり」が重要。

白紙にランダムに書いても、

「あ、これは残しておきたいな」

と思うときは、A4ノートにのりで貼り付けています。

紙は自由に移動できますので、
ペタッと壁とかどこかに貼っておくこともできますよね。

わたしのかばんにはいつも、
のりとはさみがはいってます。
(マインドマップ用に色鉛筆も)

こうやって、できる限り
脳の情報を出したり残しやすいようにしてきています。

さらにいつでもどこでも

でも、A4はノートでも白紙でも弱点もあります。

それはかばんから取り出すのに手間がかかること。

A4というスペースに残すほどではなくても、
思いついたり気づいたりしたことは、
一瞬でも早くすぐに残したい。

その時のために、
手のひらサイズのメモ帳も持ち歩いています。

これならすぐに取り出せるし、
ジャケットのポケットに入れていても大丈夫です。

メインとしてはA4系を使っているのですが、
たとえば、近所にぶらぶら散歩にいくときなど、
とくに何も持たないときは、
手のひらサイズメモ帳とペンだけ持っていきます。

歩くといいんですよね。
いろんな発想やアイデアが自由に浮かんでくる。

そんな、ふわっとしてるシャボン玉のようなものを、
書き留めるのに手のひらサイズはまことに勝手がいい。

手のひらサイズメモ帳を使い出してから、
より発想が自由で楽しくなったと思います。

さらにいえば、
パソコンやスマホのメモ帳アプリも使っています。
同期しているのでどちらでメモしても、どちらでも見ることができます。

パソコンのメモアプリは、
もうパソコン作業中に思いついたり、知識を得たりしたものは
バンバンとメモに残しています。

付箋のように残せるので、
ランダムにタイトル付けしています。

スマホもそうですね。
電車で立っているときなど手のひらサイズメモ帳も
つかいづらかったり、
この情報はあとでパソコンでも見たいという場合には
スマホでメモしています。

とにかくいろんなメモをつかっていますが、
目的はただひとつ、

「この脳の情報をできる限りやりやすく残しておきたい」

ということです。

長年やった結果、私の場合は、
この

ノート ↔ 紙
A4サイズ ↔ 手のひらサイズ
アナログ ↔ デジタル

の組み合わせがもっともやりやすく、
また自分に優しいようです。

やり方は自由。あなたの脳に沿って。

このマルチフリーメモ法。

もし使えそうならやってみてくださいね。

いろんなメモの種類があるので、
選ぶのが面倒くさそうかもしれませんが、
種類には誤魔化されないでくださいね。

ポイントはあなたの脳に適しているかどうか。
あなたがやりやすい方法がもっともいい方法です。
一種類が適しているならば、それがあなたの正解です。

適しているか、いないか。

それはやってみたときに、
自分の頭が活性化されたり、またはスッキリしたりするかどうか、
その感覚度合いではかれます。


わたしがいろんなメモを試して思ったのは、
わたしたちは、ずいぶんと
「形や方法」に縛れる生き物なんだなあということ。

ノートばかりだとやっぱりかしこまった発想ばかりになりますが、
白紙を使い出したとたん発想が広がりました。

主役はあなた自身です。

あなたがやりやすく
あなたが発想や出やすく
あなたが整理しやすいものが一番です。

もったいないのは、
形や方法にこだわって、
せっかくあなたの頭から心から湧き上がったものを
残す間もなくわすれてしまうことです。

あなたの頭や心にあるものは、
意識的であろうと、無意識であろうと、
全部これまでに経験してきた財産です。

その財産が、
またあなたのこれからの未来をつくってくれます。

あなたらしいメモ法を見つけて、
発想力や整理力を高くしながら、
もっともっと自分自身を面白くしてみてくださいね。

P.S.

ああ、もし、空中にメモを残せるペンを誰か発明してくれたら…


P.P.S.
日常こそが気づきの宝庫。
これからもブログをお届けしますので
お忘れないようブックマークしてくださいね。

執筆者紹介

オフィスオントロジー
代表 友成治由

人と組織の可能性と創造性を引き出すメンター
人と会社を伸ばすメンタリングの専門家

10年超にわたる起業家育成や変革人財育成経験から得た実践知と、意欲心理学によるメンターメンタリングで人が本来持っている意欲、可能性、価値を引き出す。
主体性/リーダーシップ開発、メンター育成、メンター制度構築、チーム活性化などを支援。

哲学存在論専攻。
宮崎県出身。今もなまりはとれない。

経営メディア『経営プロ』にて執筆コラム掲載。
コラム「メンタリングで人や組織の可能性を引き出す」など

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