Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//ドリームプラン・プレゼンテーションと社員活性化

組織活性化/組織一体化

ドリームプラン・プレゼンテーションと社員活性化

2021年9月12日、第七回保育ドリームプラン・プレゼンテーション(保育ドリプラ)が感動の中、幕を閉じました。

「夢」を事業にしていくべく最高の価値や思いを10分の物語形式で語ることで、心からの共感者や応援者を集める大会です。

コロナ禍のため会場に人数は絞られましたが、オンラインビューイングも含め全国からの視聴者が、「保育会で一番熱い」と自称((^^))するこのイベントを視聴し応援していました。

目次

ドリームプラン・プレゼンテーション(ドリプラ)とは何か?

ドリプラとは、「誰もが夢を語り応援し合う社会づくり」を目指し、発祥となるドリプラ世界大会を中心に2008年以来、各地の有志がさまざまな地域や業界や分野で、「夢」で活性化すべく「〇〇ドリプラ」として全国で開催されています。

ドリプラ世界大会は2000人規模の観客を集めていますが、10名でも100名でも、実に大小のさまざまなドリプラが開かれています。

実は、“誰でも”開くことができます。
誰でも参加することもできます。

元々はドリプラの提唱者である株式会社アントレプレナーセンターの福祉正伸氏がはじめられたものですが、「誰もが夢を語り応援し合う社会づくり」を全国に広めるべくドリプラの開催ノウハウは無償で公開されています。

アントレプレナーセンターも含め、どこかのだれかが収益主体になっているわけでもありませんので、その理念や活動に共感しているならば、自由に開催しています。
そのため、行政や都立高校など公益性の高い場所でも行われています。

「社会をもっと良くしていこうというひとたちによる自発的活動」なのですね。

ドリプラは何を目指しているのか?

その理念は「自立創造」「感動共感」「相互支援」す。

いわゆるビジネスプランコンテストやプレゼン大会はさまざまありますが、「相互支援」を掲げているところはドリプラが全国に広まった大きな理由でした。

「夢は一人でかなえるのがもっとも難しい。全員が全員の夢を応援し合えば全員の夢が叶う。」

エントリーされたプレゼンター同士は、競争相手ではありません。
お互いに応援し合い、お互いの夢やプレゼンを高めあう仲間です。
パートナーやスタッフも自由参加者もすべて、全員が全員を応援しあう仲間。

普通のプレゼン大会はエントリーしたらあとは本番当日まで、ひとりで黙々つくり本番を迎えるという形式ですが、ドリプラのプレゼンづくりはなんと半年間をかけて全員で行われます。

半年の間に全員が集まる「相互支援会」という勉強会やブラッシュアップ会を通して、「途中経過」を全員で共有しながら、応援し合いながらプレゼンを作っていくのですね。

「その夢の価値は何か?」
「あなたの思いはどこにあるのか? それは本物か?」
「事業計画にするとどうなるのか?」
「どうすればもっと伝わるか、仲間を集められるか?」

そんなようなことを全員で学び、高めていきます。

ドリプラとは「夢を叶える場」ではないのですね。
「夢を叶えられる人間に成長していく場」なのです。

つまり、

自立創造…「環境・条件・制約に関係なく、みずからの知恵と工夫と努力で道を切り開き社会に価値を創っていける人間」

感動共感…「みずからの生きる姿勢や与える価値で社会に感動や共感を与えられる人間」

相互支援…「お互いに応援し合い感謝し合いながら、みなの夢を叶えていこうとしていける人間」

プレゼンづくりや事業計画づくりを通して、相互支援会に参加する全員が成長していくのですね。

ドリプラとわたし

だからドリプラ本番は、感動と共感の嵐です。

昨日参加してあらためて実感しましたが、プレゼンターのプレゼン終了後のコメント。
自分のプレゼンについてよりも、それを支えてきてくれた方々への万感の感謝を、これほど述べるイベントは他にはなかなか見当たりません。

わたしはその福島正伸氏(氏なんて言っていますが、わたしにとってかけがえのない先生です。すみません…)に学び、ドリーム・メンターとして2012年以来、専門家としてもドリプラの理念やプレゼンづくりや事業計画書づくりを講師したり裏方でサポートしたりをしてきました。

ドリプラ世界大会では4年間ほど、運営チームとしてプログラムづくやその運営、ドリーム・メンターのとりまとめ役などをしてきました。

ドリーム・メンターは「ひとをやる気にさせ、応援するプロ」という位置づけです。
何年もその重みにずいぶん悩みましたが、今はそれも自分が選んだ道として重みを引き受けて取り組んでいます。

今回の保育ドリプラのプレゼンターのお名前と「夢」のプレゼンタイトルを紹介しておきますね。もし、この方たちのお名前や活動をどこかでしったときには、ぜひ声をかけて励ましたり応援してくださるとうれしいです。

中村元宣言
『家族へのラブレター ーパパから始まる世界平和ー』

丸山智英
『家族みんなの笑顔があふれる世界』

安信昌子
『ほんまもんのつながりを』

野口幸代
『相手の気持ちを察し、手を差し伸べられる「エスコートダンス」をこども達に』

壇陽一郎
『保育者が輝くことが子どもと日本の未来を作る-いじめのない世の中へ-』

ドリプラで会社を“大いに”活性化させよう!

さて、ドリプラについて長々と語ったのには理由が二つあります。

ひとつには、昨日の本番に感動したから。熱が収まらない…

もうふたつには、あらためてドリプラにある「核」をそのまま会社にもってくれば、組織活性化、社員活性化はそれほど難しいことではないのではないか?

という確信です。

会社でプレゼンイベントをやるという意味ではありません。

理念的にいえば「自立創造」「感動共感」「相互支援」を大切にしようということですが、ごくごく単純にいえば、もっとすなおでいい。

今日からでも、ひとりひとりがひとりひとりに「ありがとう」と声を掛け合うことができます。
目標やプロジェクトへのチャレンジを、責任を押し付け合うのではなく、みんなで応援し合って足りないところはカバーし合うことができます。

「もっと商品価値を高められないかな?」
「もっといい商品プレゼンはできないかな?」
「もっとお客様を感動させられないかな?」

そんなことを、社内全員で学びあったり高めあったりもできます。

社員同士は、立場の上下はあっても、全員「応援しあう仲間」です。

経営者は社員の幸せを第一に考え、社員は会社みんなが幸せになるように働きます。
上司は部下を励まし支え、部下は上司を尊敬しみんなのために張り切ります。
同僚同士はお互いに応援し合い、足りないところはカバーし合い、ひとりの成功を全員で喜びあいます。

社員ひとりがバラバラでいるのではなく、会社全員の喜びを全員でつくり合い応援しあう。

それだけでいい。

極論でしょうか?

いえ、わたしたちは難しく考えすぎなのです。

本質はいつでもシンプルではないでしょうか?

このブログもサイトもいろいろ難しいことを書いていますが、たったひとつ、今日の内容をお伝えしようとしているだけです。

このブログをご覧になられたあなたの夢もまた、この記事がなにかのきっかけになればうれしいです。


P.S
これからもお忘れないようブックマークをお願いします。

執筆者紹介

オフィスオントロジー
代表 友成治由

人と組織の可能性と創造性を引き出すメンター
人と会社を伸ばすメンタリングの専門家

10年超にわたる起業家育成や変革人財育成経験から得た実践知と、意欲心理学によるメンターメンタリングで人が本来持っている意欲、可能性、価値を引き出す。
主体性/リーダーシップ開発、メンター育成、メンター制度構築、チーム活性化などを支援。

哲学存在論専攻。
宮崎県出身。今もなまりはとれない。

経営メディア『経営プロ』にて執筆コラム掲載。
コラム「メンタリングで人や組織の可能性を引き出す」など

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧