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「客観的」という言葉を使う経営者の在り方は危険

目次

道を切り開くひとの世界の見方

「客観的」

かしこそうな言葉ですよね。

しかし、もしあなたが
「客観的には」や「客観的に見て」など、
そんな言葉を使って判断しているとしたら、
危ない判断をしています。

道を切り開く
経営者やリーダーは
「客観的」という言葉は決して使いません。

なぜならば、
「客観的」というものは存在しない
ということをわかっているからです。

極論でしょうか?

でもココの理解が
ダントツと平凡の分かれ目なのです。

さて、
「そもそも」を知る人は、理解が深いです。

以下、本質的な話題で
すこしとっつきにくいかもしれませんが、
ちょっと踏み込んでみましょう。

18世紀から19世紀初頭のドイツに
カントという大哲学者がいました。

この人の哲学は、その後の哲学だけでなく、
科学や芸術、政治など
あらゆる分野に大きな影響を与えました。

何をした人なのか?

超ざっくりいえば
「人間が『知る』ってどういうこと?」
を徹底的に考え抜いた人です。

それまではこの世の中には、
「自分」とは別の「客観的な世界」が
あるものと思われていました。

現代のわたしたちも、
大半のひとはそう思っていますよね。

でもよくよく考えてみると、おかしなことです。
客観的な世界を知るのは、だれでしょうか?

自分です。
他人がいたとしても、他人を知るのも自分です。

わたしたちは、あらゆることを
自分の目で見て耳で聞いて五感で感じて、
脳みそで処理しています。

あなたは「自分を通して」でしか、
世の中を認識できないわけです。

でも、こんな疑問もありそうです。

「もし自分が死んでも、
自分のいない客観的な世界が
残り続けるんじゃないか?」

と。

あたりまえのように思えます。

でも、ほんとのところ言えば、
ギリギリ誠実に言える答えは、

「分からない」

なのです。

だれも自分が死んだ後の
自分がいない世界を
見た人はいません。

死後の報告や幽霊話があるじゃないか?

と思われるかもしれません、

でも、たとえあなたが幽霊になったとしても、
魂になったとしても、
幽霊や魂になった「自分」を通して
世界を見ているのですからおんなじことです。

「自分」がいない世界なんて、
本当のところ誰もわからないのです。

カントはこんな風に伝えます。

「わたしたちの認識にはもともと限界がある。」

と。

「客観的」なんて言葉を
不用意に使う人は、
「わからないことをわかったように言っています」
と宣言しているようなものです。

でも、その話と、
道を切り開く経営者やリーダーが
「客観的」という言葉を
使わないことは、
どう関係するのでしょうか?

別にカントのことは
知っても知らなくてもどちらでも構いません。
学者以外はたいてい知らないでしょう。

カントに関係なく、
道を切り開く経営者やリーダーは、
(以下まとめて「経営者」と呼びます)
そもそも周りの世界と自分が分かれている
なんて思っていないということなのです。

世界は自分の見方次第。

どんな判断も決断も、

「客観的だから」

ではなく、

「自分自身が選んでいる」

と明確に決めています。

周りの状況は、
全部自分の感じ取り方次第。

「客観的」という言葉に逃げていません。

たとえばデータや事実を見ているときも、
客観的に見ている、とは思っていません。

「できる限り客観的だと思えるように
幅広くみている」

という

「自分の見方」を選んでいます。

あくまでも「自分が選んでいる」ことがメイン。

幅広くものごとを見るように努力しつつ、
それが「客観的な正解」だとは、
思っていないのです。

ある印象深い経営者の言葉で、

「雪が降っても自分の責任」

とおっしゃった人がいました。

「天候でさえも自分が選んだのだ」

と考えるくらいでないと
真に経営はできない
と言っています。

客観性の雄と呼べる物理学。
そんな、現代物理学でさえも、
究極突き詰めると、
それを観測する人次第で
結果が変わることが“前提”となっています。

「客観的」という言葉は
たしかに日常ではとても便利なことばです。
またなんとなく冷静に判断できている
ように感じてしまいます。

だから、日常で軽く使う分には、
問題もないのかもしれません。

しかし、それを、
経営や人生の判断に使い始めたら、
かなりキケンです。

どんなデータも事実も、
それを見る人によって
解釈は180°違ってきます。

わたしたちは、
「自分フィルター」
を通して物事をみている。

これが、
客観性という表面的な基準におぼれず、
いま自分の目の前に現れている世界を
深く理解し、自分のものにする秘訣です。

大切な仕事や行動の判断の際には、
いろんな材料を集めながらも、

「わたしがわたしの判断で選ぶ」

という“決意”が、
「自分自身の」道を切り開きます。



「客観的」

使いたくなった時は、
ちょっと待ってくださいね。

使いたくなったら、

「これは客観的だと“わたし”は思う」

と言いかえましょう。

それこそが
客観的だと決めつけることのない、
真に冷静な知性の証拠です。

「自分が見方や考え方を選んでいる」

こう自然に感じられたらしめたもの。

思った以上に、
世界は可能性に満ち満ちている。

気づいたときは、
本当、うれしいものです。

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P.S.

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執筆者紹介

オフィスオントロジー
代表 友成治由
組織活性化・人材育成コンサルタント
ベンチャーから上場実現企業でのトップコンサルティング営業から意欲心理学をベースとした組織活性化・人材育成へ。
本質価値意識による本質価値思考、価値創造、モチベーションアップで人材育成や会社業績向上を支援。
ほんらいの力を発揮できるように、なじみやすく、わかりやすく、勇気を出せるように。
宮崎県出身。今もなまりはとれない。

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